"お茶漬け"の私と「徽音祭」
徽音祭コラムをご覧いただき、ありがとうございます!副委員長です!!タイトルにもある通り、ここでは、“お茶漬け”である私が徽音祭について書いてみました☺️
“お茶漬け”—お茶大の中で、附属園・附属校から大学まで進学した学生のことを指す言葉です。私のお茶大生活は、入園した4歳の時から数えて今年で16年目!お話しする教職員の方がよりもお茶大歴が長いことも多々あります。笑
ざっくりとした説明にはなりますが、本学の附属は、小中高と学校が変わる度に内部生でも入学試験があります。特に、高校→大学は他大学を受験する学生が大半。そのため、幼稚園から大学まで通い続けた私のような“お茶漬け”は珍しいのです。2020年度入学生では私しかいませんし、第73回徽音祭実行委員の中でも私しかいないと思います。(私調べ)
幼稚園から大学まで同じキャンパス内にある本学の中ですごしてきた私にとって、徽音祭は身近なイベントでした。コロナ禍前、金木犀が咲く頃に、法被を着たお茶大生たちが歩いていたり、なにやら大きな荷物を運んでいたりする様子を見かけたこともあります。
ただ、もともとは徽音祭実行委員になることも、お茶大に進学する気持ちもなかった私。転機になったのは、徽音祭で開催される「水コン」でした。附属高校生だった頃、グランプリになった方とお話する機会があり、その凜とした姿に私は感銘を受けました。「あんなお茶大生になりたい!」と理想の大学生像を見つけた私は、ジェンダー問題への関心も相まって、お茶大を志望し始めました。そして実は当時から、自分の背中を押してくれた水コンを運営したいと思っており、徽音祭実行委員になることも目指していました。
家族・友人・先生方からのサポートを受けながらお茶大に合格。しかし、その後すぐに新型コロナウィルスの感染が拡大し始めました。大学の入学式は中止、新入生向け行事は全てオンライン開催になりました。4月に実行委員の募集があると聞いていましたが、その連絡も来ず、そもそも第71回徽音祭の開催の是非すらわからず不安でいっぱいでした。
しかし、夏前に募集があり、私は念願の徽音祭実行委員水コン担当になりました。そこで私は、史上初のオンライン開催に向けて準備を進める幹部執行の先輩方の姿を見ました。コロナ禍でお茶大生との繋がりがほぼない中、オンライン上で活動するパワフルな先輩方を見て、「お茶大生かっこいい!こんな先輩になりたい!」と思ったことを今でも覚えています。
オンライン開催だった第71回、第72回と水コンに携わり続け、あっという間に3年生。もともとは、2年生で実行委員を辞めるつもりだったのですが、2年間でお茶大生との共創の楽しさを気付いた私は、もう徽音祭実行委員を辞められませんでした。笑
そして、第73回徽音祭では副委員長という立場で徽音祭に関わることを決めました。
来場者が入構できる徽音祭の開催は3年ぶり。たった3年、されど3年。運営の中心である幹部が経験していない開催形態では、次から次へと考えなければならないことが押し寄せてきます。昔のパンフレットや写真とにらめっこしつつ、委員内で慎重に検討を重ね、少しずつ準備が進めています。
難しいことも大変なこともあります。ただ、私は、お茶大生と共創するこの過程に楽しさを感じています。幹部からの優秀な指摘、執行が準備を進めている企画、会議に参加する1年生、それらを見ているだけで、なんだかワクワクしてきます。この夏は、KIFC室で動くきいちゃんを見たり、法被を着た委員で写真を撮ったり、台車を転がして校内を歩いたり…。数年前の私が大学構内で見かけた「お茶大生」になれている気がしてちょっぴり嬉しいのです。
気づいたらもう9月も終わり、徽音祭が迫ってきました。徽音祭実行委員という立場で会えたお茶大生のみんなと、あとちょっと走り抜けたいと思います!がんばろー!
運営部局・副委員長・3年・吉原賀子