星のように鮮烈に。
皆様こんにちは!コラムをご覧くださり、ありがとうございます。
今回コラムを担当しているのは、参加型企画長という役職を務めている3年生です。おそらく最後となるこのコラムに何を書こうか…数日間考えた結果、ベタですが私のこれまでのKIFC活動を振り返ってみることにしました。皆様に、少しでもKIFCの良さをお届けできればと思います。
1年生:りん
3年生で集まっていると、必ずといっていいほど「どうしてKIFCに入ったの?」という話になります。人数が200人前後と、通常のサークルより規模が大きい組織であるKIFC。そのため、KIFC所属の理由は本当に人それぞれです。
私がKIFCに入った理由は、限りなく偶然に近いものでした。前日友人にリマインドされるまで、KIFCオリエンテーションの存在さえ忘れかけていたほど。でも、友人がリマインドしてくれるということはとても大事な行事なんだろうなぁ…と何となく思い、最終的に「KIFCに立候補している人の中に何となく名前を知っている人が多かったから」という理由で、土壇場になって名乗りを上げました。
当時、2020年は、コロナ下真っ只中。加えて、現在より更に「コロナ」という存在が未知で、果たしていつまでこの状況が続くのか、誰も予想だに出来ない状態でした。その後の大学生活について考えた時に、何とか根無し草にならず、人と繋がりを持ちながら生きていくための手段として、私はKIFCを選んでいました。
そんなこんなで入ったKIFC。徽音祭の「徽」の字が書けるかさえ怪しいほど、徽音祭に関する予備知識に乏しかった私は、ひとまず当時の先輩方が書かれたコラムを読み漁りました。その時に「徽音祭は2日間で終わってしまう。でも、その儚さを含めて私は徽音祭が好きだ」という趣旨の言葉が、ふと目に留まりました。そして、その言葉をきっかけに、自分が3日間で終わる地元のお祭りや、2日間で終わる中学・高校時代の文化祭や、1会場で3公演くらいしか行われないアイドルのライブが大好きな人間であったことを自覚しました。大袈裟に聞こえるかもしれませんが…脚光を浴びるその数日間のためだけに、命がけといってもいいほど鮮烈な毎日を過ごすことに、生きていることを実感するのです。
その年の徽音祭は、オンラインでの開催となりました。でも、徽音祭が開催されている2日間、かつて自分が遠くから眺めていたその脚光を作る側になれたことに、途方もない嬉しさを感じました
2年生:ひらく
KIFCの2年生は「執行」という名称で呼ばれ、実際に企画を運営する立場となります。そして私は、外国語でのキャンパス紹介、留学生アンケート、日本語学校との交流会などを主催する、国際交流企画の執行になりました。
先述のように充足感に満ち満ちて終わった初めての徽音祭。ただ、1つだけ、当日企画を実施できなかったことが心残りでした。コロナ下で海外との往来が規制されていた状況から、どうしても留学関連の企画を行うことが叶わなかったのです。
この年の徽音祭も、歴史の中では2度目となるオンライン開催でした。同じ担当の同級生2人と夜遅くまで話し合い、初めて出来た後輩6人にもたくさんの力を借りながら、留学希望者向けの座談会という当日企画を行うことが出来ました。Zoomのチャット欄に、参加者の方からお礼のメッセージをいただいたとき、この時世の閉塞感を少しでも和らげることが出来たような気がして…今でも、その時の大学の教室の風景が甦ります。
そしてもう1つ、苦楽を共にすることの出来る仲間に出会えたことも、当時2年生の私にとって、とても大きな出来事でした。この時世の中、学園祭を実施するにあたっては、どうしても様々な制限を受けることとなりました。でも、その中で時に足掻きながら大切な人たちとともに過ごした日々は、間違いなく青春そのものであり、大学生活の宝物です。
3年生:Stella
KIFCとして迎える最後の徽音祭。現在私は、参加型企画長という役職に就いています。徽音祭では、縁日、おちゃとも、オチャリーグ、学術、キャンパスツアー模擬授業、国際交流、受験生相談室と、多彩な参加型企画が行われます。KIFC一同、参加者の皆さまに楽しんでいただける企画をお届けできるよう、一生懸命準備を進めています。
今年度の徽音祭のテーマは、イタリア語で「星」を意味する「Stella」です。徽音祭にご来場くださる方々、参加する団体の皆さん、そして、私たち実行委員の一人一人の輝きが結実する2日間となりますように…そんな願いを込めた言葉です。私自身も、KIFCに入り、様々な人と出会う中で、私たち一人一人に、誰かの日々を輝かせることが出来る可能性があるのだ、と実感することが出来ました。私自身が実行委員として携わることの出来る最後の徽音祭にこのようなテーマが据えられていることに、密かに運命的なものを感じています。
今年度の徽音祭は、11月12日・13日に、対面とオンラインのハイブリッド開催で実施されます。どうか、1人でも多くの方に、星のような煌めきを届けられる2日間になりますように、あと約2か月を走り抜けていきたいと思います。
第73回徽音祭「Stella」、お楽しみに!
企画部局・3年